当たらない霊視占い

どこに向かっているのか分からなかったので、ちょうどよかったのかもしれない。
高校時代の親友に連れられて、中華街の霊視占いに行った。

「中華街」と「霊視」という単語が一文に並ぶとなぜこんなにも胡散臭く聞こえるのかは不明だが、たどり着いた先、ビルの一角にある小さなブースは、やはりどこか怪しい雰囲気が漂っていた。60代か70代あたりの男性が一人座っていて、正面に置かれているのは水晶。額縁メガネの奥からこちらをじっと見据えている。

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